シャガールの青、クリムトの金シャガール展に行った。青というのは、冷たさとか、夜とかを表す色なのに、 シャガールの青は、どうしてこんなに優しいんだろう。 そういえば、昔、クリムトを見たときも、 きらびやか、というより、優しいと感じた。 溢れ出る優しさと愛情を感じる金色だった。 シャガールもクリムトも写真で見ていた限りでは、全然好きでなかったけれど、 本物を見ていっぺんで好きになった。 それくらい、何かを通したモノ、と、本物、は違う。 だから、何かを通したモノ、ではなく、本物、を見て判断しないと、と思う。 そして同時に、 シャガールの青のように、 クリムトの金のように、 嘘みたいに優しく相手を包み込める、本物、の色に、 私もなりたい。 |